先日、代表・麥田がテスト的に製作していたのは・・・
AI(ディープラーニング)で作った画像処理システムです。
既に製作済みの「画像処理システム」と同じ処理を、AI(ディープラーニング)を使って評価してみました。
ある画像処理システムとは、
【木材の年輪の向きを判定するシステム】です。
ご依頼をいただき、従来の他社精度が70%程度を95%以上にあげることに成功したシステムです。
▼ AIを使った判定のグラフ
== グラフ説明 ==
【縦軸】正解率
【横軸】学習回数(1で1万画像を読み込ませています)
【縦軸】正解率
【横軸】学習回数(1で1万画像を読み込ませています)
青いライン:「学習済みの年輪画像データ」の正解率
オレンジのライン:「未学習の年輪画像データ」の正解率
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グラフを確認してみると、縦軸40のところ、つまり
40×1万画像=40万画像学習させた後は大体【85%】前後の精度となりました。
▼ このような年輪画像データを読み込ませて学習させます
AIでは、画像処理技術だけでは難しい分野で利用できることと
データを自動的に読み込ませることで、「自分で学習し自分で賢くなっていく」ことができるのが利点です。
今回のシステムは、“AIよりもアルゴリズムを使った画像処理の方が精度が良い結果” となりました。
ですが今後は、
画像処理技術の長所と、AIの得意な分野を併せて使っていくことで、
今よりもシステムの性能をアップできる可能性が広がります。