![レーザー傷検査装置[Laser Inspection]](https://jsdkk.com/home/wp-content/uploads/2016/06/680b80d7d38b7ebbf70155d116ad7acb.png)
レーザ光の特徴を利用して、
「傷や表面形状を検査する装置」の開発についてご紹介します。
例えば・・・
人手(目視)では検査が難しい「内面の傷検査」がありますが、熟練検査スタッフに頼らなくても、正確に 簡単に検査できます!
「傷や表面形状を検査する装置」の開発についてご紹介します。
例えば・・・
人手(目視)では検査が難しい「内面の傷検査」がありますが、熟練検査スタッフに頼らなくても、正確に 簡単に検査できます!


内面傷検査装置
開発: 2000年~
レーザ光の直接反射光と回折光とを分離検出することで、内面の微小な傷から使用例としては、自動車用エンジンのシリンダーボア(穴のこと)内面の、クロスハッチ※2加工品質評価などに適用できます。
- ※1 鋳巣(ちゅうそう)とは、ダイキャスト内部に存在する空洞のこと。
- ※2 溝に油を貯え油膜を保持するために、シリンダー内壁面にわざと傷(十字の条痕)をつける加工方法のこと。
- 傷検出精度 0.1mm程度
- プローブ回転数 15,000rpm(revolution per minute / 回転毎分)
- 検査対象の内径 φ8mm より大きければ検査可能

▼ 内径検査時プローブの実際の動き
弊社はシグマ株式会社様へOEM提供させていただいております。
エンジンブロック、ピストン、バルブボディ、ベアリング内外輪など「円筒形状の内径検査」についてはシグマ株式会社様へお問い合わせください。
エンジンブロック、ピストン、バルブボディ、ベアリング内外輪など「円筒形状の内径検査」についてはシグマ株式会社様へお問い合わせください。
個別機能のカスタマイズ、共同開発等のご要望・見積もり希望などがございましたら、お問い合わせフォームよりご質問ください。
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外面傷検査装置
開発: 2000年~2012年
円筒状の検査対象ワークを回転させて、そこにレーザ光を照射します。跳ね返ってくる光の量を検出することで、円筒状の外面の傷を検査する装置です。
実績としては、透明な円筒状ワークの“透過度”を測定する検査に適用しました。
内面傷検査装置(ハンディータイプ)
開発: 2011年
手で装置を持って検査するタイプの、内面傷検査装置です。スイッチを押すとプローブが自動で伸び、引っ込む際に回転しながら反射光量を検出し、画像化します。

▼ 内部で高速回転するレーザ光の動きを、ぜひご覧ください![12秒]
平面傷検査装置
開発: 2008年
レーザを振り※光ファイバーの束でその反射光を取得することで、平面の傷を検査する装置です。「傷が多くあれば光が多く」、「傷が少なければ光が少なく」返ってくることで、平面の傷の状態が分かります。
※レーザを振る装置には、ガルバノミラー または ロータリースキャンミラーを使用

▼ センサ構造・計測のしくみ 画像をクリックすると、拡大表示できます

レーザスキャナから高速に照射されたレーザ光を、平面鏡・曲面鏡を介して検査対象面に垂直照射します。
反射して戻ってきた光をファイバー束で集光し、画像化しています。
反射して戻ってきた光をファイバー束で集光し、画像化しています。
▼ 検査例 画像をクリックすると、拡大表示できます
番外編 過去のユニークなレーザ装置
開発: 1996年~1997年
過去にもレーザを使った独自開発をしており、当時としては画期的でユニークなものでした!これは、球面などの(自由曲面)形状を計測する装置です。


PSD【 Position Sensitive Detector 】
スポット光の位置センサ(位置検出素子)のこと。光の強度を検出して電気信号に変換する、『受光素子』のひとつ。
スポット光の位置センサ(位置検出素子)のこと。光の強度を検出して電気信号に変換する、『受光素子』のひとつ。
▼ 仕組み

*** 開発こぼれ話 ***
ちなみに、この開発で最も難しかったのは「回転しているところにボード(基板)があったことで、通常のように電気信号を送る線を繋げられなかったところ」、だそうです。
そこで基板の中心に「同芯円状のパターン」を設け、「ブラシ」とつなげることで電気信号を送るように設計したそうです。

このような過去の技術が、現在の開発へとつながっております!
レーザ傷検査装置(外観検査・内径検査)についてご質問などありましたら、ぜひこちらからお問い合わせください!