レーザ傷検査装置

レーザー傷検査装置[Laser Inspection](非破壊・非接触、コストダウン、データ追跡、不良品ストップ)

レーザ傷検査装置の製品ページです。レーザ光の特徴を利用して「傷や表面形状を検査する装置」になります。
 
例えば人手(目視)では検査が難しい「内面の傷検査(内径検査)」がありますが、熟練検査スタッフに頼っているという場面はありませんか?
 
レーザ傷検査装置で自動化すれば、人手不足を解消し正確に簡単に検査できるので、品質向上に貢献します。

 

【内面(内径)検査装置についてのお知らせ】

弊社は内面検査装置をシグマ株式会社様へOEM提供させていただいております。
 
シグマ株式会社様 ホームページへのリンク
シグマ株式会社公式ページ より引用>
 
エンジンブロックピストンバルブボディベアリング内外輪など「円筒形状の内径検査」についてはお手数ですが、シグマ株式会社様へお問い合わせください。

ANALYZER(内径欠陥検査) 
 

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その他、個別機能のカスタマイズ、共同開発等のご要望・見積もり希望などがございましたら、お問い合わせフォームよりご質問ください。
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日本システムデザイン(株) レーザー傷検査装置のメリット(①検査員を確保する必要なし(人手不足の問題解消)、②不良品の流出ストップ(品質を保てる)③データの蓄積・追跡・活用ができる)
 
 

レーザー光の特徴


1. 内面傷検査装置(内径検査、孔内検査)

開発: 2000年~

レーザ光の直接反射光と回折光とを分離検出することで、内面の微小な傷から鋳巣チュウソウ ※1などの多様な傷欠陥を、非破壊・非接触で検出できます。

使用例としては、自動車用エンジンのシリンダーボア(穴のこと)内面の、クロスハッチ※2加工品質評価などに適用できます。

  • ※1 鋳巣(ちゅうそう)とは、ダイキャスト内部に存在する空洞のこと。
  • ※2 溝に油を貯え油膜を保持するために、シリンダー内壁面にわざと傷(十字の条痕)をつける加工方法のこと。

  •  傷検出精度 0.1mm程度
  •  プローブ回転数 15,000rpm(revolution per minute / 回転毎分)
  •  検査対象の内径 φ8mm より大きければ検査可能

内面傷検査装置の説明図(・プローブが高速回転しながら下がって検査が終わると自動で上昇します、・最新プローブの太さは直径6mm!※この場合は回折光は取得できません、・画像で平面表示され内部を確認できます、・直接光による結果画像→鋳巣が分かる、・回折光による結果画像→ひっかき傷が分かる)

内径検査時プローブの実際の動き

弊社はシグマ株式会社様へOEM提供させていただいております。
 
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ANALYZER(内径欠陥検査) 
 

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レーザー傷検査装置(シグマ株式会社様 ANALYZER)模型 展示中2
シグマ株式会社様より、レーザ傷検査装置 ANALYZER(穴ライザー)の模型をいただいた際の記事です。
【レーザ傷検査装置の模型、展示してます】2019.12.13

 

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2. 外面傷検査装置

開発: 2000年~2012年

円筒状の検査対象ワークを回転させて、そこにレーザ光を照射します。
跳ね返ってくる光の量を検出することで、円筒状の外面の傷を検査する装置です。

実績としては、透明な円筒状ワークの“透過度”を測定する検査に適用しました。



3. 内面傷検査装置(ハンディータイプ)

開発: 2011年

手で装置を持って検査するタイプの、内面傷検査装置です。
スイッチを押すとプローブが自動で伸び、引っ込む際に回転しながら反射光量を検出し、画像化します

内面傷検査装置(ハンディータイプ)の説明

▼ 内部で高速回転するレーザ光の動きを、ぜひご覧ください![12秒]


4. 平面傷検査装置

開発: 2008年

レーザを振り光ファイバーの束でその反射光を取得することで、平面の傷を検査する装置です。
「傷が多くあれば光が多く」、「傷が少なければ光が少なく」返ってくることで、平面の傷の状態が分かります。

※レーザを振る装置には、ガルバノミラー または ロータリースキャンミラーを使用

平面傷検査装置の説明

▼ センサ構造・計測のしくみ  画像をクリックすると、拡大表示できます

平面傷検査装置のセンサ構造

レーザスキャナから高速に照射されたレーザ光を、平面鏡・曲面鏡を介して検査対象面に垂直照射します。
反射して戻ってきた光をファイバー束で集光し、画像化しています。
▼ 検査例  画像をクリックすると、拡大表示できます
平面傷検査装置の検査例【1】
平面傷検査装置の検査例【2】



5. 番外編 過去のユニークなレーザ装置

開発: 1996年~1997年

過去にもレーザを使った独自開発をしており、当時としては画期的でユニークなものでした!
これは、球面などの(自由曲面)形状を計測する装置です。

自由曲面形状計測装置の製品画像

自由曲面形状計測装置の各部説明

PSD【 Position Sensitive Detector 】
スポット光の位置センサ(位置検出素子)のこと。光の強度を検出して電気信号に変換する、『受光素子』のひとつ。

▼ 仕組み

自由曲面形状計測装置の仕組み

***  開発こぼれ話 ***

ちなみに、この開発で最も難しかったのは「回転しているところにボード(基板)があったことで、通常のように電気信号を送る線を繋げられなかったところ」、だそうです。
そこで基板の中心に「同芯円状のパターン」を設け、「ブラシ」とつなげることで電気信号を送るように設計したそうです。

このような過去の技術が、現在の開発へとつながっております!


レーザ傷検査装置外観検査内径検査)についてご質問などありましたら、お問い合わせください