(2020年9月4日追記)
現在、正答率は99.56%で稼働しています!
年輪方向判定装置ってどんな装置?
カメラで「木材小口の年輪の向き」を判定する装置です。
カットされている製材の年輪を検出して “年輪の中心が上か下か” を判定します。
カットされている製材の年輪を検出して “年輪の中心が上か下か” を判定します。
製材の「反り方向を揃える」のを自動化したいため
この年輪検出装置の目的は、
【反りの向きを一定に揃える】こと、です。
今まで人が目視で行っていた「反りの向きの判断」を自動化することで、人手を減らすことが可能に。
木材は、乾燥させると必ず反りが発生するんですね。
年輪の外側の方がより水分を多く含んでいるため、丸太の表面に近い側(木表:きおもて)がへこむ形で反りが出るそうです。
一旦乾燥させて反ってしまった木材を再度削って「反りのない真っすぐな製材」にする際、機械の関係で “反りの向きを揃える” 必要があるそうです。
木が反る方向は年輪と相互関係があるので「年輪の向きを判定することが出来れば、反りの向きも判断できる」ということになります。
【反りの向きを一定に揃える】こと、です。
今まで人が目視で行っていた「反りの向きの判断」を自動化することで、人手を減らすことが可能に。
木材は、乾燥させると必ず反りが発生するんですね。
年輪の外側の方がより水分を多く含んでいるため、丸太の表面に近い側(木表:きおもて)がへこむ形で反りが出るそうです。
一旦乾燥させて反ってしまった木材を再度削って「反りのない真っすぐな製材」にする際、機械の関係で “反りの向きを揃える” 必要があるそうです。
木が反る方向は年輪と相互関係があるので「年輪の向きを判定することが出来れば、反りの向きも判断できる」ということになります。
現場で新たな障害も!照明を工夫して正答率をアップ
現場に納品してからの正答率ですが、
★当初
95%~96%
↓
★改修を重ね
97.2%
↓
97.41%
↓
97.76% まで地道に上げてきていました。
95%~96%
↓
★改修を重ね
97.2%
↓
97.41%
↓
97.76% まで地道に上げてきていました。
その中で正答率を下げる原因が【鋸目(のこめ)】であるということが分かりました。
丸のこでカットした鋸の跡が照明の影となり、年輪と鋸目の区別がつかなくなっているものがあったのです。
そこで、当初斜めから1方向で照らしていた照明をやめて2方向から照らすことで、できるだけ「鋸目の影」ができないような改善対応をご提案。
★現在は、照明の改善対応により
97.76% から
↓
99.10% まで正答率を上げた状態で稼働しています。
↓
(2020年9月4日追記)パラメータの調整により、現在正答率は99.56%で稼働しています!
▲(参考)PC画面での結果表示
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