突然ですがあなたは、
動くものがあると分解してみたくなりませんか?
(→ 未知の世界を知りたくなる人が向いています)
自分で動かしてみたくなりませんか?
(→ 見てるだけでは我慢できない、自分でやりたくなる人が向いています)
“そんな自分でもいいの?” と思われた方、
いえいえ、そんな性分がいいんです。
中国の古典『論語』の一節に、こんな1文があります。
この知識のある者は、これを好きな者にはかなわない。
これを好きな者は、これを楽しむ者にはかなわない。
( – 訳 – )
『知識のある人はそれを好きな人には勝てない、好きな人はそれを楽しんでいる人には勝てない』
身近な言葉では『好きこそ物の上手なれ』がありますよね。こちらは単純に「好き」というレベルですが、それを超えて【状況を楽しんでいる人】にはかなわない、という意味になります。あなたの周りにもそんな方はいらっしゃいませんか・・・?
そう、失敗も成功もハプニングも何でも楽しんじゃおう。
それがこの世界で働くコツなんです。
そうすると、“次の世界”が見えてきます。
5つのSTEPをご覧いただければ私たちの会社についてご理解いただけるかと思います。
気になるSTEPから、ぜひお気軽にご覧ください!
目次
1.会社を知る
1-1. 日本システムデザインとは?
オーダーメイドの
“組み込みシステム”をつくります
日本システムデザイン(株)は、組み込みシステム を提供する ものづくりの会社です。
あなたは、普段乗る自動車など大きなものから毎日使う携帯電話のように小さなモノまでが。
組み込みシステムのひとつだということ、ご存知でしたか?
組み込みシステムとは、家電製品や産業機器などに搭載された、特定の機能を実現するためのコンピュータシステムのことなんです。
そんな、気が付かないくらい当たり前の生活の中にある組み込みシステムを作っています。
ソフト・ハード・メカ、すべて自社製
そして わたしたちが他社とは違って珍しい会社であるところ。それは、ソフトもハードもメカも、すべてを自社で作っているところ、になります。
今まで製作してきた製品のほんの一例としては
- レーザを使った、円筒状の内面にある傷を検査する装置
- 木材検寸装置・ログスキャナなど、木材の径や幅・厚みを計測する装置
- 空気中の埃や微粒子を計測するパーティクルカウンタや小イオンの数を測定するイオンカウンタなどの環境計測装置
などがあります。
一般的な家庭で使われる家電のような組み込みシステムではなく、例えば工場のライン上など企業様向け(BtoB)の組み込みシステムが専門です。
活躍する現場はそれぞれ違いますが、どれも“人の役に立つ装置”をつくってきました。
1-2. 提供しているモノは?
製品の、その先にあるもの。
それは現場のレベルアップ!
実際に提供している目に見えるものとしては「検査装置」であったり「自律型ロボット」であったり何らかの製品になりますが、
その製品の先には。
『お客様の現場のレベルアップ』があり、弊社はその「価値」を提供していると考えています。
例えば・・・
【例1】自動車部品製造会社から依頼された 「ピッキングロボット装置」なら、
今まで人手で行っていた重労働をロボットが代わりにすることで、人の負担が少なくて済むようになりました。
▲バケットにバラ積みされた重たい円盤状部品を、3D距離画像センサにより計測認識します。そして独自のロボットハンドでつかみ、搬送用コンベアに載ていく、という仕組みです。
例えば・・・
【例2】レーザを使った「内面傷検査装置」なら、
検査員が目視で行っていたシリンダーボア(穴のこと)内面の傷検査を、レーザ傷検査装置が行うことで「正確に簡単に」検査ができるようになりました。熟練検査スタッフに頼らなくて済み、製品の品質も向上させることができます。
このように、さまざまな現場を「レベルアップさせる製品を提供する人」、そんな組み込みエンジニアにあなたもなりませんか?
1-3. どうやって創業したの?(沿革)
マイクロマウスの技術をベースに
麥田(代表)と井谷の2本柱でスタート!
弊社は、代表・麥田と元技術統括・井谷が「マイクロマウス」というロボット競技に情熱を持ったことから始まりました。1985年つくば博では世界1位にも!
創業からの歴史年表
実は、マイクロマウスは組み込みシステムのハード・メカ・ソフトを一個人で全て作ることができる『ギリギリのサイズ』とのことです。
▲はじめての優勝マウスNORIKO-3【製作:麥田憲司/第2回全日本マイクロマウス大会】※第1回は優勝者なし
技術や部品の小型化など、当時からかなり進歩しましたが、今でも例えばAGV(無人搬送車)開発など実際の開発でマイクロマウスでの考え方・技術は活きているんです。
1-4. フロアも見てみたい
エントランス
フロント
応接室
会議室
営業フロア
技術フロア
奥には、パーティクルカウンタのメンテナンスを行うために「空気を仕切るため」の専用部屋と、“クリーンブース”もあります。
1-5. 所在地は?
2.社員を知る \必見/
2-1. File01. (元社員)井谷 優
作るのは、楽しいです
- 入社のきっかけ
-
縁あって「福山マイコンクラブ」に入ったのがきっかけです。
そこで麥田さん(現、代表取締役社長)と出会って、日本システムデザイン(株)を紹介してもらいました。
それまでは、某製作所でフライス工※として働いていたんです。機械操作をして金属部品の加工をする人
「福山マイコンクラブ」では、土日などを使って2週間に1度くらいマイコンの勉強会を開いてみんなで研究していました。
また当時、マイクロマウス製作に必須だけどなかなか個人では手に入らなかった、“ステッピングモーター” を貸してもらったりもしていました。 - マイクロマウスを知ったきっかけ
-
マイクロマウス全国大会の第1回、麥田さんが優勝した第2回頃はまだマイクロマウスの存在は知りませんでした。
1982年くらいに、科学系雑誌で初めて知って自作するようになったんです。
最初は到底走れるようなものは出来ず(笑)
部品も高価ですので、個人で自作するには限界があったのを「福山マイコンクラブ」に助けてもらった感じです。井谷は、マイクロマウス全国大会で9回優勝。85年つくば博 世界大会でも「福山マイコンクラブ」の主力メンバーとして優勝しています。
- マイクロマウスに「はまった」理由
-
「モーターを回したかった」んです!
パソコンの画面、つまり「閉じた環境」から外に出たくて。
自分が作ったソフトウェアでモノを動かせることが魅力的でした。
『男の子がラジコン操作に熱中する』のと同じような感覚ですよね。
- 仕事の担当
-
- 【メカ(モータ、タイヤ、筐体など)】の設計、製作
- 【ハード(基板)】の設計
- 【ソフト(プログラム)】の設計、製作
自席に置いてある機械を使ってメカも製作します。
「帯鋸(おびのこ)」で切断し、「ボール盤」で穴を空け、「旋盤とフライス盤の複合機」で削る。
これで大体のことが出来ます。
でも、CADは苦手です(笑)
CADを使う「ハード(基板)の製作」は他の人にお願いしています。 - 仕事上のモットー
-
『現場第一主義』
お客さんが現場で困ってると聞いたら、できるだけ現場に駆けつけるようにしています。
自分が作ったものが原因でなかったりもしますが、現場でデータを取り、原因を探して解決へ導くようにします。
それがお客さんにとっての“安心”となり、うちの製品を使ってもらう人への“信頼”につながると思っているからです。
『うちの製品を使いたい』と現場の人に思ってもらえるように行動すること、これが大切だと考えています。 - ある1日の流れ
-
車で出勤。近いので20分ほどで会社に到着します。
設計や製作
- お客さんとの打ち合わせが入ることもあります。
- ネジなど、足りない部品があった場合は「コーナン」などへ買出しに行ったりもします。
弊社は少し早めのお昼休みです。
ポットのお湯や電子レンジ(←年季が入ってますが(笑))、お茶などが自由に使えます。
午前と同じように、設計や製作
- 不具合などが発生すると、現場へ急遽向かうこともあります。
- 大体、3ヶ月に1つは新製品を作るペースです。
★仕事の進め方
抱えているプロジェクトの納期をみながら優先順位を決めて自分でスケジュールを組みます。
頭の切り替えには時間がかかるので、AとB両方同時に仕事を進めるということはしません。A→Bという感じで進めます。
各個人のデスクは他の人が視線に入らないような配置になっており、考えに集中できます
ほとんど残業はしません。
「無茶な仕事はとらない」
「スケジュール管理を徹底」
「残業しても頭は回らないので・・スパッと切り上げること」
にしています。
テレビとパソコンはついています(笑)
- 一番印象に残っている厳しかった仕事は?
-
沢山ありますが・・・
例えば『スノーボードのスラローム競技で、タイムを計る装置を作ったときのこと』です。
当時パソコンを3台購入して、その内の1台でソフトを製作しました。
そして、製作したパソコンではない残りの2台を出荷すると・・・
現場で動かなかったんです。
結局、北海道や岩手、長野、岐阜、、、など立ち会うことになり大変でした。
後でメーカーに問い合わせて分かった原因は「OS(BIOS)のバグ」。
製作をしたパソコンは『シリアル番号が他の2つより新しかった』んです。
納品したパソコンはバグが残ったままで、製作したパソコンはバグが修正されているとのことでした。
当時はハードに直結したAPIを使っていたので、影響があったんですよね。 - この仕事をしていて良かったこと
-
素晴らしい技術者に出会えることです。
技術に秀でていて『自分ではかなわないなぁ~』と感服してしまう方に出会えました。
例えば、ダーーッと書かれた難しそうな理解できないような数式を出してきて「これでやって欲しい」、とかありましたね。 - プライベート(一番幸せな時間は?)
-
食事が終わった後、バーボンの『ジャック ダニエル』を少しずつ楽しむ時です。
- さいごに:インタビューア(Web管理人)からのひとこと
-
「ソフト」「ハード」「メカ」。
日本システムデザインの仕事は大きくこの3つに分けられます。
そして「ソフト」「ハード」「メカ」それぞれに「設計」と「製作」があるのですが、その全体像をまずは理解していないと話が前へ進めない私のために仕事の流れについて丁寧に説明して下さいました。
『会社に入ってからが勉強だった』という言葉に『マイクロマウス世界大会で優勝したのに?』と質問すると『あれは、ほんの一部の世界』ということを教えていただき、少し驚きました。
一時(25歳~30歳すぎ)は、お酒もやめていたほど技術の勉強に没頭していたそうです。
話を聞いていて「本当に仕事(作ること)が好きなんだなぁ」と感じ、長年好きなことを仕事にされている姿がうらやましく思えたインタビューでした。
2-2. File02. 馬場 洋
JSD入社後は新しいことだらけです
- 入社のきっかけ
-
以前勤めていた会社が無くなってしまったのがキッカケです。
前の会社の社長と、ちょっとした繋がりがあり拾ってもらいました。
工学部の建設設備工学科を卒業してからは「下水道の設計」を14年くらいずっとやっていました。
ここでの仕事も充実してはいたのですが、下水道の仕事は整備されればされるほど仕事は減っていく一方なのでマーケット的に難しかったんです。
そこでは2D(二次元)のCADを使って設計していましたが、JSDに入社してから3D(三次元)のCADを使うようになりました。 - 仕事の担当
-
- 3DCADを使った、メカ(筐体)の設計
- 補助金関連プロジェクトの取りまとめ
一番主な仕事は、機械設計です。
フリーハンドで書かれた図面や設計イメージなどを3DCADを使って具現化していきます。
- 仕事の中で、どんなことをしている時が一番楽しい?
-
「設計」や「ソフト開発」ですね。
どちらかというと・・「ソフト開発」をもっとやってみたい気持ちが強いです。
設計はある程度出来るのですが、ソフトはまだまだ実践も少なくてもっと作ってみたいと思っています。
ものづくりは楽しいです。 - 仕事上のモットー
-
『スピード重視』
校正でも、設計でも。
すべての仕事において、“スピード感”は大事だと考えています。
何かあっても、早ければどんどん修正していけるので。
“慎重で・完璧で・遅い” よりも、
完璧でなく、軌道修正を繰り返して改善していく方が良いと考えています。
- ある1日の流れ
-
中2の息子と近くの公園でサッカーの“朝練”をします。
平日はだいたい毎日7:00くらいまでやりますね。
車で出勤します。妻の出勤に合わせて出るので少し早めです。
駐車場に着いた後、車の中で朝ドラを観てから出勤します(笑)
会社に着いてから朝ごはんを食べることが多いです。
みんなのお弁当をまとめて買出しに良く行きます。
弊社は少し早めのお昼休みなので、お昼時に混みやすい銀行なども早めに行けて便利です。
私用や必要部品の買出しで、そのまま抜けて遅めに帰ってくることもあります。(私用で抜けた分の時間数は自分で調整します)私的な用事も融通がききます。「行きにくいな・・」という雰囲気はあまりないですよ。
(ex)PM:3DCADを使った設計
・ネジやクリーナーなど必要なものを買いに、近くのホームセンターへ行ったりもします。
残業は、しても1時間くらいでほとんどしません。
息子達家族で晩御飯
TVなど
早めに寝ます。
- 一番思い入れのある仕事は?
-
レーザを使った「木材検寸装置(WooDiL:ウッディル)」の仕事です。
▲ 別ウィンドウで表示します
“2mm秒毎”にレーザで製材をスキャンして、製材の幅・厚みを計測する装置で、初めて自分がハード・ソフト・メカすべてを請け負った仕事でした。
3ヶ月くらいかけて開発したのですが、大変だった分自分の成長にもつながったと思います。 - この仕事をしていて良かったこと
-
「才能のある方と出会えて、刺激を受けたこと」です。
社内では、社長や井谷さんもその1人。
ソフト開発やメカ設計の技術をいつも教えてもらっています。
技術的にもそうですが、“常に勉強をして新しい技術をどんどん取り入れていっている”という姿勢も尊敬しています。
社外では、初めての補助金関係の仕事で「FPGA設計のスペシャリスト」と言える方と一緒に仕事をさせてもらった時に刺激を受けました。
FPGA部分の複雑な設計を全て受けていただいたのですが、例えば家に持ち帰ってまで設計されたり情熱的に取り組んでいただきました。
良い成果を得ることができたのはその方のおかげだと思っています。 - 趣味や最近はまっているもの
-
趣味は、スノーボードです。
19歳から今も続けていて、年に1回は行きますよ。
やっぱり、速いスピードで颯爽と滑るのは気持ち良いですね~
そして、息子達と一緒にみんなで滑るのは最高です!
今、タイムリーにはまっていることは「朝ドラ」を観ること、ですかね(笑) - 一番「嬉しいな」「幸せだな」と思う時間は?
-
息子がサッカーの試合でゴールした時です!
「おぉっー!」と叫んでいると思います(笑)
息子のサッカーつながりは楽しく、今でも小学校のサッカークラブの手伝いをしたり仲間と飲みに行ったり幸せな関係なんですよね。 - 学生のみなさん、未来のJSD社員へのメッセージ
-
うちの会社では「ものづくり」の楽しさを“ダイレクト”に感じることができると思います。
すぐに、実践、実践です!
ともに、技術を磨き上げませんか? - さいごに:インタビューア(Web管理人)からのひとこと
-
「ネットがつながらなくなった」「メールでこの方法ってどうやるの?」「サーバは~・・?」「プリンタのスキャンフォルダは・・?」
私を含めシステムが苦手な社員からの困った声。
これをいつも馬場さんが引き受けてくれます。
「サーバ管理者・社内のシステム管理者、という位置づけなんですか?」
と聞くとそういうことではなく、なんとなくそうなってるだけとのこと。
元々パソコン関係は嫌いではなく好きだったそうです。
ですが自分の時間を割いて、当たり前のように助けてあげる姿は尊敬です。
また、『スピード重視』というモットーの話。
「アップルやWindows」なんかもバグがあっても修正と改善を繰り返しており、“不完全でもスピードが大切”という話を耳にしますよね。
その話と今回の『スピード重視』の話がリンクしていて、個人的にも“スピードをもっと意識して仕事しよう!”と改めて思い出させてもらったインタビューでした。
3.製品を知る
3-1. JSD製品とは?
基本は「受託開発型」
日本システムデザイン(株)では、製品を先に作ってからそれを提供するのではなくお客様からご要望をいただいてから作る「受託開発型」となります。
企業様のご要望に合わせて開発する
オーダーメイドの組み込みシステム製品
を提供しています。
以降ではその製品例をピックアップしてご紹介していますので、ぜひご覧ください!
3-2. レーザ傷検査装置
内面傷検査装置
開発: 2000年~
レーザ光の直接反射光と回折光とを分離検出することで、内面の微小な傷から
使用例としては、自動車用エンジンのシリンダーボア(穴のこと)内面の、クロスハッチ※2加工品質評価などに適用できます。
- ※1 鋳巣(ちゅうそう)とは、ダイキャスト内部に存在する空洞のこと。
- ※2 溝に油を貯え油膜を保持するために、シリンダー内壁面にわざと傷(十字の条痕)をつける加工方法のこと。
- 傷検出精度 0.1mm程度
- プローブ回転数 15,000rpm(revolution per minute / 回転毎分)
- 検査対象の内径 φ8mm より大きければ検査可能
外面傷検査装置
開発: 2000年~2012年
円筒状の検査対象ワークを回転させて、そこにレーザ光を照射します。
跳ね返ってくる光の量を検出することで、円筒状の外面の傷を検査する装置です。
実績としては、透明な円筒状ワークの“透過度”を測定する検査に適用しました。
内面傷検査装置(ハンディータイプ)
開発: 2000年~2012年
手で装置を持って検査するタイプの、内面傷検査装置です。
スイッチを押すとプローブが自動で伸び、引っ込む際に回転しながら反射光量を検出し、画像化します。
3-3. ロボット
歩行計測ロボット
開発: 2016年4月~2017年3月
リハビリの現場で活躍する「歩行計測ロボット」についてご紹介します。
こちらは、株式会社システムフレンド様の【関節可動域を測定する医療機器 「MMV鑑-Akira-」】という製品の一部として開発させていただきました。
システムフレンド様が研究代表者となり、【広島市立大学大学院 情報科学研究科システム工学専攻 ロボティクス研究室長】岩城教授と弊社が協力する形で、「平成28年度ひろしま医療関連産業創出支援事業」の一環として開発した製品です。
まず、株式会社システムフレンド様の「MMV鑑-Akira-」とはどのようなものかというと、動作が不自由な患者さんの関節可動域を“簡単に” 計測できる医療機器になります。
リハビリ現場のニーズから生まれたそうです。
患者さんにとっては、身体にマーカーを付ける必要がなくなり、療法士さんにとっては計測作業や転記作業もなくなる上に患者さんへの説明も簡単になるので、患者さんと療法士さん両方の負担が軽くなるシステムです。
その中で、『人の歩行に合わせて動くロボット』部分の開発を弊社、日本システムデザイン(株)が担当させていただきました。
患者さんの歩行に合わせて動くことで「歩行時の計測」もできるようになります。
実際は下のような2つのモードがあります。
モード①:人の歩行に合わせて一緒に動く
モード②:あらかじめ床に張った黒いテープをなぞって動く
また、前後合わせて4つある超音波センサにより障害物があれば自動的にストップし、前後どちらにも走行可能なロボットとなっています。
(株)システムフレンド様のホームページでは、【関節可動域を測定する医療機器 「MMV鑑-Akira-」】の実際の動きや詳しい内容を確認することができますのでぜひご覧になってみてください!
3-4. AGV(無人搬送車)
今後増えていくと予想されるAGV
みなさんは、AGV(エージーブイ)という言葉を耳にしたことはありますか?
AGVとはAutomatic Guided Vehicleの頭文字を取った略称で、「無人搬送車」とも言われます。
走行ルート上に磁気テープや磁気マーカーを設置することで、品物を搬送する車です。
主には物流や製造ラインで活躍していますが、他にも病院・ホテル・オフィス内などでの利用も拡大しているようです。
ハードの設計ができるからコンパクト×低コスト
日本システムデザイン(株)では、【磁気誘導式】と【画像認識】の方式でAGV製作実績があります。
ハードの設計も自社で行えるのでボードを “コンパクトに低コスト” で作ることができ、喜ばれています。
ハードの設計、つまり基板の設計もできるという強みがあるから、機能をコンパクトに詰めてコストも無駄なく作ることができるのです。
▼実際のボード
4.環境を知る
4-1.「主体的に動く」クリエイター
代表・麥田が大切にしていること。
それは、
押さえつけないことです。
理由は、クリエイティブな力が発揮できない から。
わたしたちの仕事は「言われたことをこなす仕事」ではありません。
受け身ではなく能動的に動けないと、ひとりひとりの才能が活かせないと考えています。
『プログラマー』ではなく、『クリエイター』をイメージしてもらったら、分かりやすいかもしれないですね。
お客様の ニーズや 夢や 想いを、具現化する(カタチにする) お仕事になります。
本人が楽しんでないと、
↓
生産性が落ち、本来のパワーも出せません!
本人も楽しんで、自分から能動的に行動することで、
↓
結果につながります!
日本システムデザインでは、そんな環境を保っていたいと考えています。
4-2.「熱意」とは?
勤続年数24年のベテラン社員と代表・麥田からも、仕事に対する「熱意」を見つけましたのでご紹介します。
しごと=好きな世界観の中で過ごすこと
ブラウン管を通して【映画007、スタートレック】に出てくる
今この世に無い未来の装置に憧れをもちながら
空想と妄想の世界で過ごしてきた私。
そんな私が、
パソコンの世界にピョ~ンっと飛び込んで
トンっと着地してみると、
今では私も
その未来の装置を作る「ものづくり」をする人になっていました。
学生の頃に何度かマラソン競技に参加したとき。
疲労というものを忘れて見知らぬ風景に心が奪われてしまい、
ひたすら風景を眺めつつ空想と妄想の世界に浸ってると
いつの間にかゴール!
という経験をした人はいませんか?
私たちの「ものづくり」の世界も、今、この世に無いモノなので。
この装置を未来の装置にしてやろうと
「空想と妄想を巡らせ」
装置を作り上げていく過程は、
見知らぬ風景を眺めてるのと同じ。
まさしく「マラソン」であり、「スタートレックの世界観」かも知れない。
『今まで働いていて良かった』と思う事は、
スタートレックの世界観の中で過ごせる という事かもしれません。
【働いて良かった!と思えたことをひとつだけ教えてください】とお願いした時にいただいた言葉です。
代表・麥田の言葉の端々にも「情熱」が見えます
例えばですが
「コールセンターでクレーム対応」とか
「ライン(工場)での作業」とか
そのような【決まっている仕事】が苦手です。
今の仕事は、苦労もある代わりに自分の思うようにできます。
職人的な楽しさもあります。
他では出来ないユニークなものを作って
“クリエイティブ”なことをしたい、
そんな気持ちでした。
他の社員に一方的な指示もしません。
なぜなら、そうしてもきっと理解するのは難しいだろうから。
だから、みんなにも「主張」して欲しいと思っているんです。
「仕事の中でどんな時が楽しいですか?」という話から、今までの仕事について語っていただいた時の言葉です。
情熱、持てますか?
「思わず優先してしまっていること」が
その人の「価値感」なのだそうです。
あなたはそんな風に情熱、熱意を持っていますか?
また、組込エンジニアとしての仕事に対して、情熱を持てそうですか?
5.採用を知る
5-1. 求める人物像と「主体的」
「下の3つ “ すべてに ” チェックがつく人」です。
ものづくりの好きな人。
熱意のある人。
主体的に動ける(動きたい!)人。
特に最後の “主体的に動ける人” というのが重要になります。
※4.環境を知る の章もあわせてご覧ください
『主体的』という言葉は、
「企業が求めるもの」などでもよく耳にしますよね。
ですが主体的の他にも自主的、自発的、能動的・・・
一体どう違うの!?と思いませんか?
知っていて欲しいのは、
主体性 ≠ 自主性 であり、弊社では『主体性』を求めている、というところになります。
1.定義→2.解釈→3.具体例、という順で、少し詳しくみていきましょう。
まずは定義からです。
—————————————————————–
【1.それぞれの辞書的定義】
—————————————————————–
■主体的(主体性)
自分の意志・判断に基づいて行動するさま。
■自主的(自主性)
他からの指図や干渉によらずに、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさま。
■自発的(自発性)
自発的→ 物事を自分から進んで行うさま。
自発性→ 他からの影響・強制などではなく、自己の内部の原因によって行われること。
■能動的
自分から他へはたらきかけるさま。
[デジタル大辞泉 より引用]
—————————————————————–
ますます、ややこしく感じてしまいますね・・。
次に違いを探ってみます。
—————————————————————–
【2.解釈】
—————————————————————–
- まず、「自主的」では、
『やるべきことが決まっている』状態で、それを進んで言われる前にやる、ということ。
それに対して「主体的」とは、
『やるべきことが決まっていない』状態で、自分で決めて行動すること。 - 「自主的」と「自発的」の違い。(難しいです!)
「自主的」は、善いとされていることを進んで積極的に行う、イメージなのに対して、「自発的」は、他者からの影響は関係ない、というところが、異なるところでしょうか。
また、「自発的」は、自分で判断するというより、自己の内面によって “自然にそうなってしまう”、という感じがあります。 - 「能動的」は、
働きかける自分以外の対象がいること、が特徴のコトバ。
「主体的」と似ているけど、「主体的」は働きかける対象がいない時もあります。
また、「能動的」の反対語は、『受動的』になります。
—————————————————————–
少し、違いが見えてきましたね。
最後に上記5つの言葉を、具体例をあげて使ってみます。
—————————————————————–
【3.具体例】
—————————————————————–
ある企業で、『プロジェクトA』(求める結果)ができた場合。
●主体的な人は、
どうやってその結果を出すか考え、プランやタスクを決め、実行していこうとする。
また、一度決めたプランを変更するかもしれない。
求める結果の状態になるために、一般的な人が思いつかないような方法をとることも、あるかもしれない。
▲自主的な人は、そのタスクを言われる前に行い(Doのみ!)、
■能動的な人は、
それを「進んでやろう!」と詳細な企画を立てたり、他者に指示して働きかけていく。
△受動的な人は、「やってください」と指示を受けて動き、
◎Sさんは「自発的」に、自分のタスクを見つけ出していた。
という感じでしょうか。
少し無理やりかもしれないですが、
雰囲気を分かっていただければと思います。
—————————————————————–
最後に。
『主体的に動く人』とは、こんな特徴もあります。
●まだ何をどうするか決まっていない状況の中で、「今自分がやるべき事」を判断して行動できる。
●他者(環境や人)のせいにしない。
●行動の責任を持てる。
もちろん、人にはタイプがあります。
あなたは①と②、どちらのタイプでしょうか?
①言われたことをきちんと やり遂げていく方が好きですか?
それとも、
②何も決まっていない状況でも自分で決めて、行動する方が好きですか?
①は受動的 ②主体的(能動的)ですので、
①のタイプの方には、弊社の仕事は厳しいものになります。
ものづくりの好きな人。
熱意のある人。
主体的に動ける(動きたい!)人。
この3つともに当てはまっているあなたは、
将来、日本システムデザインをひっぱっていく存在となるかもしれません。
ご連絡、お待ちしております!
P.S. あなたを変えるかもしれない<主体的なコトバ>
●[どうしようもない] → 代替案を考えてみよう
●[しなくてはならない] → そうすることに決めた
●[生まれつき] → 他のやり方が選択できる
[スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣』より引用]
※[ ]内は、コヴィー博士が反応的としている言葉です
5-2. 募集要項
雇用形態 | 正社員 (※場合により、短時間採用もあります) |
---|---|
職種 | 電子系技術者(回路設計およびソフトウェア開発 等) |
選考方法 | 書類選考、および面接 |
5-3. 待遇
給与 | 基本給+交通費 基本給は18万円から。 ※中途採用の場合は、別途能力を考慮いたします。 |
---|---|
賞与 | 夏と冬の年2回 |
勤務時間 | 営業時間は、 9:00~18:00です。 フレックス制度を利用できます。 |
休日 | 完全週休2日(土曜日・日曜日・祝日) 夏期休暇 年末年始休暇 年次有給 特別休暇(慶弔、育児、介護など) |
福利厚生 | あり(雇用保険、厚生年金、健康保険、健康診断実施 など) |
試用期間 | 3ヶ月 |