Yoct & qt5.71 を使ってBeagleboneblack 用 linux imageを作る(まとめ)

Yoct projectを使ってBeaglebone black |Green (以下BBB)linux imageを作りqt5.71で作ったプログラムが走ることを確認したので散らばった記事へのリンクをまとめておきます。

成果

  • Qt5.7.1で作ったプログラムが走るようになりました。
  • QMLも多分使えます (まだテストしていません)8-) 
  • 起動時間が短くなりSplash画面を表示することが出来るようになりました。
1.Ubuntu 16.04のセットアップとYoct projectインストールからBBB linux 4.4.50イメージの作り方まで。
YoctoによるBeagleBone Blackシステムの構築(英語)
Yoct project を使ってBeagleboneblack 用 linux imageを作る

 

2.arm (qt5.7.1) ToolChainの作り方

Qt用ToolChainの準備

上のリンクを参考にarm(qt5.7.1)ToolChainを構築すると.dtsから.dtbを作るためのコンパイラdtcを走らせることが出来ます。
またqtcreatorのためのクロスコンパイル環境として使います。

QtCreatorのインストールと設定方法はQtCreator for Beaglebone black のインストールを参照してください。

3.BBBの設定

追加でコピーするファイル

qwt関連のライブラリ、実行でライブラリが無いとのエラーが出たファイルをToolChainのArmライブラリからコピーする。

4.アプリを自動起動する設定

update-rc.dでアプリケーションを自動スタートするよう設定
(1) /etc/init.d/にアプリケーションを実行するスクリプトを作成

(2)update-rc.d でスクリプトを登録

# update-rc.d startmyapp.sh start 90 2 3 4 5 .

オプション defaults を使うとシステム終了時にも startmyapp.sh stop の形でスクリプトが呼び出されるので開始・終了処理をきちんと書いたスクリプトが必要ですが、オプション start を使うとシンプルなスクリプトでOK